
理 念
児童養護施設の倫理と使命を重んじ
こどもの権利を尊重したケアサポートをします
法人が策定した事業計画に基づき、児童養育の目標を達成するために、次の方針により施設の運営にあたる。


「施設はこどものためにある」ということを念頭におき、全職員に参画の運営体制の確立を図り、創意を生かして協働する。

入所児童の多様化に対応するために、個々の児童の成育状況等を的確に捉えて個々の児童の最善の利益を保障する質の高い支援を工夫する。

支援にあたっては、個々の児童の実態に即した指導・援助の計画を立案し、きめの細かい支援をすすめる。
また、心理療法を導入し、被虐待児や情緒障害児の心理的ケアの充実を図る。
更に、児童の権利擁護の充実のため、意見箱の設置、児童会議の充実、公衆電話の設置等を行う。

指導・援助にあたっては、親身になって個々の児童に対し、共に育つ姿勢で心に沁み入るような指導・援助に努める。
特にカウンセリングマインドをもって児童に接し、やる気を育てるように努めるとともに、生き方の基礎を培うようにする。

施設内・外における研修に積極的に参加させ、指導・援助の能力の向上を図り、支援の質の改善に努める。

地域社会や関係機関との連携をすすめ、理解と協力を得て支援の質の向上を図る。
併せて地域に開かれた施設づくりに努める。
特に在学中の児童の支援については、学校との緊密な連絡・連携を図り、協力を得て、支援にあたるよう努める。
また、地方自治体と委託契約している子育て家庭支援事業(ショートステイ・トワイライトステイ)の推進に努める。

改築された施設での生活をすすめる上で、次の点に配慮する。

小規模グループケア体制をとり、各グループ担当(保育士・指導員)6~7名とし、責任をもって、指導・援助にあたるようにする。また、同一ホームの児童が、協力して明るく楽しい生活が営めるように工夫する。

朝食・夕食の炊飯、洗濯、入浴、学習などは、原則として各ホームで行う。

各ホームの1室の人員は原則として2名とし、可能な限り兄弟(姉妹)が同室で生活する。

遊びにきた友達との交流は、地域交流ホール等を活用する。

節電・節水に努め、ホーム外で活動する場合は消灯し、鍵をかけて他人の侵入を防ぐ。

老人ホームとの連携の一環として、休日等を利用して老人等を招待して交流会を持つように努める。

必要に応じて各ホームでの話し合いを行い、生活の工夫をする。
